Railways of the Lost Atlas
デザイナー:Kevin Delger, Jacob Schacht
セットアップ時に組み上げるモジュール式のマップ。固有の能力が持続するマイナー会社が物理的にメジャー会社へ合併し、長さはサイクルによって固定されている。
Railways of the Lost Atlas
目次
ゲームの流れ
- 3ヘックスのタイルでプレイヤーがマップを作る
- マイナー会社を列に分けて配置。始動できるのは一番下の段だけ
- 資金:450(2人、短いゲーム)、300(3人)、275(4人)、220(5人、長いゲーム)
- 証券枚数上限なし
- 短いゲーム:4サイクル、長いゲーム:6サイクル
- 各手番:マイナー会社をオークション、株の売買、またはパス
- オークション:最低120。勝者がマイナー会社を選び、落札額は会社資金へ
- 初期株価:落札額の半分
- 会社資金から買えば会社に、銀行から買えば銀行に払う
- 1社60%まで
- 株価の高い順に:
- 1. 始動用の列車(新しいマイナー会社のみ)
- 2. 株を1枚発行か買い戻し
- 3. 黄2枚かアップグレード1回(山:40)
- 4. 駅トークン
- 5. 列車を走らせる
- 6. 全額配当か全額内部留保
- 7. 列車購入
- つながったマイナー会社2社は、社長が合意すれば合併できる
- メジャー会社誕生:株価は平均、切り下げ
- メジャー会社は両マイナー会社の能力を保持
- 次の株式ラウンドの前に列車を1両輸出
- 4サイクル(短い)か6サイクル(長い)の後
- 破産1回でゲーム終了
- 現金と株の価値を得点に。会社資金は数えない
構成要素
- 現金
- マイナー会社とメジャー会社の株
- 強制購入以外では列車代を払わない
- 12社(短いゲームは8社)、それぞれ恒久の能力
- 社長(2株分)+ 3株。各株が20%を受け取る
- 段階的資本方式:会社資金に株
- 6社、マイナー会社2社の合併で誕生
- 社長(2株分)+ 8株。各株が10%を受け取る
- 列車、資金、駅、能力を引き継ぐ
- 配当、内部留保した収益、発行した株の代金を払う
- 列車の山と列車の予備
- 1社の50%までを予備に
- ゲームごとに違う
- 払うのは山(40)だけ
- 価値の変わる遠方の目的地と首都
お金の流れ
- プレイヤー マイナー会社 落札額と会社資金から買った株
- プレイヤー 銀行 予備から買った株
- 銀行 プレイヤー 配当と株の売却
- 銀行 マイナー会社 内部留保した収益、発行した株、自社株の配当
- マイナー会社 銀行 列車、山、駅トークン、株の買い戻し
- マイナー会社 メジャー会社 合併すると、資金と列車がメジャー会社へ
フェイズ
- マイナー会社には証券枚数上限も、プライベート会社のオークションもない:能力は会社に付いてくる。
- サイクルごとに列車が1両輸出される。それが2なら、残りの2はすべて消える。
1ラウンドを順に追う
株式ラウンドはルールブックの例(図3):2人の短いゲーム、各自450。続く運営ラウンドは実際のルールでの説明用の例です。P1と彼のマイナー会社TUを追いかけます。
-
株式ラウンド1 最初のオークション フェイズ黄
P1が140でオークションを始めます。P2が160に上げ、P1はパス。P2はEAを選び、その初期株価は落札額の半分の80。
特定の会社を競るのではなく、勝者が利用可能なものから選びます。
- P1の現金
- 450
- TUの資金
- —
- TUの列車
- —
- P1のTU株
- —
-
株式ラウンド1 [RE]、165で フェイズ黄
P1がオークションを開いたので、今度はP2の番。P2が160で別のオークションを開き、P1が165で落札。今使えるようになったREを選びます。株価は80(165 ÷ 2を印刷された値まで切り下げ)。
165はREの会社資金に入ります。
- P1の現金
- 285
- TUの資金
- —
- TUの列車
- —
- P1のTU株
- —
-
株式ラウンド1 [TU]、相手なし フェイズ黄
P1が140で3つ目のオークションを開きます。P2はパスし、P1はTUを始動。140は会社資金へ、初期株価は70。
マイナー会社の社長証券は2株分。残りの3株は会社資金に残ります。
- P1の現金
- 145
- TUの資金
- 140
- TUの列車
- —
- P1のTU株
- 2
-
株式ラウンド1 もう1株 フェイズ黄
ここから説明用の例です。P1は会社資金からTUの株を70で1枚買い、お金は会社へ。上限の60%に。その後全員パス。
全株がプレイヤーの手にある会社はラウンド終了時に1マス上がりますが、TUの会社資金にはまだ2枚あります。
- P1の現金
- 75
- TUの資金
- 210
- TUの列車
- —
- P1のTU株
- 3
-
運営ラウンド1.1 始動用の列車 フェイズ黄
TUにとって最初の運営ラウンドなので、何をするより先に列車を買えます。2を100で買い、この手番から走らせられます。
- P1の現金
- 75
- TUの資金
- 110
- TUの列車
- 2
- P1のTU株
- 3
-
運営ラウンド1.1 山を越えて フェイズ黄
黄を2枚置きます。1枚は山を越えて40かかりますが、TUの能力で銀行から60を受け取り、20の得です。
支払いが必要な地形は山だけです。
- P1の現金
- 75
- TUの資金
- 130
- TUの列車
- 2
- P1のTU株
- 3
-
運営ラウンド1.1 配当 フェイズ黄
2列車はTUの都市(30)から別の都市(20)へ:50。TUは配当し、1株10。3株持つP1は30、会社資金の2株分の20は会社自身へ。
50は株価(70)未満なので上がりませんが、トークンは列の一番下に移り、他の70の会社より後に運営します。
- P1の現金
- 105
- TUの資金
- 150
- TUの列車
- 2
- P1のTU株
- 3
-
運営ラウンド1.2 2両目のために内部留保 フェイズ黄
また50を稼ぎますが、今度は全額内部留保:50が会社資金へ。株価は1マス下がります。
全部か無か:半額配当はありません。
- P1の現金
- 105
- TUの資金
- 200
- TUの列車
- 2
- P1のTU株
- 3
-
運営ラウンド1.2 2列車の2両目 フェイズ黄
もう1両の2を100で買います。マイナー会社は2両を超えて持てません。
- P1の現金
- 105
- TUの資金
- 100
- TUの列車
- 2 + 2
- P1のTU株
- 3
-
サイクル1の終わり 輸出 フェイズ緑
緑の列車はまだ出ていないので、合併ラウンドはありません。株式ラウンドの前に山の一番上の列車が輸出されます。それは2なので、残りの2がすべて消えます。最初の3が表になり、緑フェーズが始まります。
輸出で緑フェーズになった場合、このサイクルにも合併ラウンドはありません。
- P1の現金
- 105
- TUの資金
- 100
- TUの列車
- 2 + 2
- P1のTU株
- 3
-
サイクル2へ この先は? フェイズ緑
株価110までになる入札でマイナー会社を始動できるようになりました。サイクル2の終わりには、どちらもP1のTUとREが、つながっていればメジャー会社に合併できます。2列車2両は最初の4で錆びます。
- P1の現金
- 105
- TUの資金
- 100
- TUの列車
- 2 + 2
- P1のTU株
- 3
Railways of the Lost Atlas — 概要
資本金の方式
- ルールブックにゲームの特徴の1つとして明記されている、段階的資本方式。
設立(フロート)割合とプレイヤーごとの持株上限
- 従来のような設立(フロート)の基準はない:マイナー会社は、プレイヤーがその競りに勝った時点ですぐに始まる(落札額が手持ち資金になり、落札者が社長証券を受け取る)。メジャー会社は、2つのマイナー会社の合併投票が成立した時点ですぐに成立する — 従来の「株の売れた%」という意味では当てはまらない
- 1人のプレイヤーが、どの会社・どの法人でも60%を超えて保有することはできない(マイナー会社なら社長証券に通常の証券1枚、メジャー会社なら社長証券に通常の証券4枚)— マイナー会社もメジャー会社も同じ割合
- 標準ルール(マイクロ、ショート、フル/ロングゲーム)には、証券枚数上限が一切ないと明記されている。上限を課すのは任意の「バンクブレイク」バリアントのみ:3人 — 16、4人 — 12、5人 — 10
人数別の初期資金
- 2人:450(ショートゲームのみ)
- 3人:300
- 4人:275
- 5人:220(ロングゲームのみ)
- マイクロモード(2人または3人):各225で、サイクルは4回のみ、列車の輸出はなし
- ルールブックには通貨記号の指定はなく、金額はすべて数字のみ
ゲーム終了の条件
- ゲームは決まった数のサイクルの後に終わる:ショートゲームは4、ロングゲームは6(1サイクル = 株式ラウンド + 運営ラウンド2回 + 合併ラウンド)
- 最後のサイクルの終わりに、すべての株が市場価格で清算され、最も多くのお金を持つ人が勝つ(会社の手持ち資金は最終得点に数えない)
- 会社の社長が破産した場合は、ゲームをその場で終わらせるのが一般的。あるいは、破産したプレイヤーをゲームから外し、残りで続けることもできる
フェーズの数
- 使えるタイルの色にちなんだ4つのフェーズ:黄(開始)、緑、紫、灰
- 緑と紫への移行は、対応する色の最初の列車が購入または輸出されたときに起きる。各サイクルの開始時の列車の自動輸出でも発動することがある
- 列車とタイルの在庫のデータ(黄色55枚、緑43枚、紫27枚、灰5枚)をルールブックの文章と突き合わせると、緑は最初の3列車で、紫は最初の5列車で、灰は最初の7/∞列車で始まるようです — この列車と色の正確な対応は、ルールブックに1つの表としては載っておらず、複数の情報源を突き合わせて復元したものです。絶対的な正確さが必要なら、手作業で再確認してください
列車一覧と価格
- 2列車 — 100(7両)— 最初の4列車が購入されると錆びる — 保有上限 マイナー2 / メジャーなし
- 3列車 — 200(5両、5人プレイでは追加で1両)— 最初の6列車が購入されると錆びる — 保有上限 マイナー2 / メジャー4
- 4列車 — 300(4両)— 最初の7列車または∞列車が購入されると錆びる — 保有上限 マイナー2 / メジャー3
- 5列車 — 450(3両)— 錆びない — 保有上限 マイナー1 / メジャー2
- 6列車 — 550(2両)— 錆びない — 保有上限 マイナー1 / メジャー2
- 7列車 — 750 — 錆びない — 保有上限 マイナー1 / メジャー2
- ∞列車(ディーゼル)— 1,000、または錆びていない任意の列車を下取りに出すと800 — 供給は無制限を想定 — 錆びない — 保有上限 マイナー1 / メジャー2
プライベート会社一覧
- このゲームには従来の「プライベート会社」はありません。その代わりに12のマイナー会社があり、それぞれ恒久的な能力を持ち、固定価格ではなく競り(最低入札額120、5刻み)で手に入れます
- AD Adaptive — 設立する社長が選んだ、任意の空いた基本の都市マスを本拠地にする
- AG Agricultural — タイルをアップグレードした後、黄色タイルを追加で1枚敷ける
- BR Bridging — 水のヘックスに、通常の黄色の線路の代わりに橋のタイルを敷ける(ショートゲームには含まれない)
- EM Eastern Mining — 独自のアップグレード一式を持つ特別なタイルを本拠地とする
- EA Expansive — 40を払って置ける追加のハブトークンを持つ
- ER Express — 列車を1両しか持たない間、列車の停車地を1つ増やす
- NP Northern Port — 独自のアップグレード一式を持つ特別なタイルを本拠地とする
- OV Overnight — ルートをたどるとき、トークンで埋まった都市を飛び越せる(ショートゲームには含まれない)
- RE Resourceful — 錆びた列車は、廃棄される前にもう一度だけ走れる
- SP Spacious — 現在の上限に加えて、常に列車を1両分余計に持てる(ショートゲームには含まれない)
- SU Suburban — 郊外トークンが2つ付いてきて、それぞれ+10の収益を生む
- TU Tunneling — 山を掘る費用を払うたびに、手持ち資金に60が入る(差し引きで20の得)
会社一覧
- 「メジャー」会社が6社。それぞれ2つの名前・個性の選択肢がある:Conglomerate、Experiment、Federation、International、Syndicate、Unlimited
- 固定の本拠地の都市はない:2つのマイナー会社の合併から生まれ、その場所と特殊能力を引き継ぐ
- 各メジャー会社は証券9枚(20%の社長株1枚 + 10%の通常株8枚)と駅トークン4つを持つ
このゲーム固有のメカニズム
- 準備のときに三角ヘックスのタイルで組み立てるモジュール式の地図。固定の印刷された盤はない
- 12のマイナー会社。それぞれ恒久的な能力を持ち、各サイクルの専用の合併ラウンド(MR)で6つのメジャー会社に合併できる
- 地図に置かれる代わりに、既存の都市を「首都」にアップグレードする「プロジェクト」タイル
- 新しく設立されたマイナー会社が、最初の運営ラウンドの開始時に買える「リード」列車
- 同じ箱に3つの形式:マイクロ、ショート(4サイクル)、フル(6サイクル)
- ルールブックに含まれる任意のバリアント:バンクブレイク(決まったサイクルではなく、銀行が尽きたときに終わる)、ヘッドクォーターズ、株の投票による敵対的合併、価値が変動する遠い目的地、ほか
緊急売却
順序は1830と同じです — 手持ち資金、次に社長の個人資金、それでも足りなければ、必要な額が集まるか株がなくなるまで、社長が個人の株を1枚ずつ売り、なくなった時点で破産とみなされます。ただし1830と異なる点が2つあります。1830が強制売却の間は通常免除する保護 — 運営中の会社の社長の座を保つこと、そしてプールに50%までという制限 — が、その特定の会社の株については、ここでは有効なままです。また、強制売却の一連の流れ全体による株価の下落は、売った株1枚ごとに下がるのではなく、最後にまとめて、影響を受けた会社ごとに合計で1段階だけ適用されます。
1830との比較
1. 地図は固定ではなく、準備のときに組み立てる
Railways of the Lost Atlasには、1830のような印刷された盤はありません。地図は準備のときに三角ヘックスのタイルで組み立てるので、毎回のプレイが異なる土地で行われます。
2. 恒久的な能力を持つマイナー会社
12のマイナー会社それぞれに、固有の特殊能力があります(例えば、橋やトンネルを建設するボーナス、満杯の都市を飛び越える能力など)。1830では、プライベート会社には能力がありますが、公開会社には互いを区別する能力はありません。
3. マイナー会社は専用のラウンドで、物理的にメジャー会社に合併する
2つのマイナー会社の合併は、そのカードを並べて置き、その上に使えるメジャー会社のカードを重ねるだけです。株が転換され、手持ち資金が合算され、新しいメジャー会社は元の2つのマイナー会社の特殊能力を両方とも引き継ぎます。この合併は、各サイクルの、2回の運営ラウンドの後にある専用の合併ラウンド(MR)で行われます。1830には、会社同士の合併のメカニズムも、それに相当するラウンドもありません。
4. 地図に置かれない「プロジェクト」タイル
タイルの山には、引いたときに盤にまったく置かれない特別なタイルが含まれています。代わりに、それを引いた人は既存の都市を選び、それをより価値の高い「首都」に直接アップグレードします。物理的なタイルを置かずに地図を変えるこの方法は、1830にはありません。
5. 追いつくために、ターンの開始時に買える「リード」列車
新しく設立されたマイナー会社は、より早く追いつくために、最初の運営ラウンドの開始時に特別な「リード」列車を買えます。1830には、遅れをとった会社を助ける、これに相当するメカニズムはありません。
6. 同じ箱の中の複数の形式
ゲームには、初心者向けの「マイクロ」モード、ショート版(4サイクル)、フル版(6サイクル)が含まれ、長さ、テーブルの広さ、難しさを調整できます。1830は、同じ版の中でこのような形式の違いを提供していません。
7. 史実ではなく、ファンタジーの舞台
1830や、実際の歴史上の時代を舞台にする大半の18xxタイトルと違い、Railways of the Lost Atlasは、架空のファンタジー世界で繰り広げられ、実在の鉄道を再現するつもりはありません。
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